人事制度の重要性

人事制度の重要性

雇用の流動化が激しくなる現代で企業が競争力を高めるために優秀な人材を確保することは重要な経営課題です。会社への貢献度が高い人材に対してそれに見合った処遇対策などは不可欠とされつつあります。
また、企業が成長しトップが社員1人ひとりの活動状況を把握できない規模になると、管理者を任命することになります。今までの、経営者が意思決定すれば事足りていた状態から、仕組みや制度の構築が必要になってきます。

人事制度を作る前に気をつけるべきポイント

・マネをした中小企業の人事制度は失敗の山となる可能性があります。
・人事制度に失敗すると、組織風土が崩壊する恐れがあります。
・人事制度は、賃金を決める目的でつくるものではありません。
・成功する人事制度は、社員を成長させる目的で作られることが重要です。

重要なのは人事制度の「構築」より「運用」

人事制度のポイントは、その人事制度によって御社の経営課題が解決され、経営目標が達成されたかどうかです。そのため、都度発生する問題を解決するための改善を積み重ねた1年以上の経過によって、作られた御社の人事制度の良し悪しが見えてきます。

税理士法人小林会計事務所では、多くの経営者様が望まれる「完璧」な人事制度作りではなく、作成した人事制度の運用、そして、運用していく中で発生する問題を無視せず、解決のために改善していくプロセスまでをトータルに考えてコンサルティング致します。

人事制度の構築スケジュールは半年以内を目指す

企業規模の大小に関わらず、この期間での構築を目指します。これ以上時間をかけることは制度そのものを難しくしている可能性がありますので、ご注意ください。

構築に要する期間(参考)

1:人事評価制度(約3ヶ月~)
2:賃金制度(約1.5ヶ月~)
3:昇進昇格制度(約1.5ヶ月~)

具体的な人事制度作成フロー

成長シート(評価シート)作成

昇格基準法
昇格要件表

労働分配率・目標設定

賃金制度見直し

基本給表
職能給表

手当の見直し

昇給予定表
賞与ポイント表

新賃金体系移行シミュレーション

モデル賃金表

処遇計画書

人事制度の基本的な体系例

人事制度は、大きく分けると成長支援制度、賃金制度、ステップアップ(昇進昇格)制度、教育制度の4つに分けられます。その中で、成長支援制度は他の3つの制度を運営するための中心となるものです。

人事制度の基本的な体系例
人事制度の基本的な体系例